斉藤孝 「賢者はかく語りき」 より 名前: IEDI [2007/02/11,22:53:41] No.4
仏教は、釈迦により、理論化や体系化されたものではない。仏教は、釈迦の死後、紀元前1世紀頃からの弟子達により体系化されたようである。

教えを請いに来る者があると、待機説法と言って、釈迦は、質問をさせて答えた。教えを請いにきたという機縁によって、相手の質問の内容や理解のレベルに応じ、相手にあわせて答えた。

釈迦のことを仏陀と呼ぶが、これは神ではなく、「悟りを開いた完全なる人」という意味であり、同時にそれは、誰もが仏陀になり得るという意味でもある。

つまり、釈迦は、絶対者ではないのである。

また、釈迦の死後、仏教の布教の方法には、他の宗教と比べて特徴があった。ヒンズー教、イスラム教、キリスト教、全ての大宗教がそれぞれの言語でしか布教されなかったのに対して、仏教だけは、言語の枠を超えて翻訳され、どんどん外に出された。

週刊ポスト 2007.2.2 より 抜粋。



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